土用のうなぎ・栄養価について【日本橋エリアのおすすめ鰻店】

うなぎは昔から、栄養価の高い食品として、重宝され滋養強壮に用いられてきました。
そして夏の土用の丑の日はうなぎを食べるという風習がありますね。

うなぎで体力をつけ、夏バテ、夏痩せを防ぐためです。

その言われるくらいうなぎは素晴らしい栄養が詰まった食材です。うなぎの素晴らしい栄養価や歴史・美味しい名店についてまとめました。

なぜ夏の土用の丑の日がうなぎの日？

うなぎの旬は１０月〜２月です。この時期のうなぎは脂がたっぷり乗っておりとてもおいしいのです。

ですが土用の丑の日って、夏ですよね。
それはむかし、夏にうなぎが旬じゃ

なく売れ行きに悩んでいたうなぎ屋さんが『夏の滋養強壮・夏バテ防止に』とアピールして売り始めたことが始まりと言われています。

この宣伝が言い伝えられるようになり、いつしか、「土用のうなぎ」と私達の食生活の文化になりました。

うなぎの素晴らしい栄養価

土用のうなぎという言葉があるぐらいなので「土用のうなぎ」のある７月が旬なのかと思いきや違うので驚きですね！

ということで、うなぎの旬が冬なのですが、

夏にうなぎを食べることも実はとってもいいことだらけなのです！

旬である冬のうなぎに比べると栄養価や脂の乗った味わいに差がでるのですが、それを考慮してもうなぎは栄養が豊富な優良食材でありなにより美味しいです。

うなぎは他の夏場の魚に比べても脂肪分が豊富で、体の抵抗力をつけるビタミンAがたっぷり含まれています。

同じビタミンAでも、野菜は吸収率が低いため、食べた量の半分ほどしか吸収されないのですがうなぎに含まれるビタミンA【レチノール】がほぼ全量が吸収されるという驚異的の吸収率を誇ります。

ビタミンAはイワシの１００倍、牛肉の２００倍！という驚きの含有量を含んでいます。

ビタミンAは私達の健康に必要不可欠な栄養素です。

その他にもうなぎは動脈硬化や心筋梗塞、脳血栓の予防に有効なEPA（エイコサペンタエン酸）
脳の働きを活発にするDHA（ドコサヘキサエン酸）
老化を防ぐビタミンE
そのほか、神経痛やリウマチ、女性の不正性器出血、慢性肝炎、蓄積疲労に効果的です。
また体力増強や回復力の強化にも優れた効能を発揮します。

うなぎといういう食材のポテンシャルの高さに驚きですね♪

今ではすっかり高級食品で年々値段が高騰していっていますが、素晴らしい栄養食品です。
ぜひ土用の丑の日やまた秋〜冬にかけての旬の時期に召し上がってみてはいかがでしょうか？

うなぎの名店ご紹介

うなぎといえば江戸時代に栄えた日本橋！
日本橋には歴史ある鰻屋さんがたくさんあります。

うなぎが大好きな私のおすすめの鰻屋さんを紹介します。

日本橋小網町の名店「喜代川」

こちらの鰻屋は明治７年創業と歴史ある鰻屋さんです。
昔ながらの佇まいと残した雰囲気も魅力のひとつです。テレビにも取り上げらることが多いため、テレビで放映された次の日は多くのお客さんが集まります。

コースもあり、懐石も料理も楽しめるお店です。
この喜代川は私が一番好きな鰻屋さんでもあります。うなぎが好きでよくいろんなお店で食べる方も『喜代川はおいしい！』とうなる絶品なうな重です。

お米の炊き加減、タレの美味しさとかかり具合、山椒をアクセントに非常にバランスのいいおいしいうなぎです。

日本橋三越前「伊勢定」

昭和21年創業。裂きたて、蒸したて、焼たて、を信条とした鰻蒲焼を提供しているお店です。日本橋デパート三越からすぐという行きやすいの魅力です。入ると着物をきた店員さんが出迎えてくれます。平日も多くお客さんでにぎわう名店です。

はじめはうなぎのタレが少なめにかかった状態ででてきます。

自分の好みでたせるようにテーブルにはタレを置いといてくれるのも嬉しい心遣いですね。

人形町　三好

こちらのうなぎは浜松系のうなぎで紹介した上２つのうなぎと比べて表面がカリカリしていて味付けも甘めとなっております。
お客さんがきてから調理をするというこだわりをもつお店なので３０分ほど待つこともしばしば。
待っている時間が長いほどうなぎも美味しく味わえます。

お米も炭で起こした火で短時間で炊きあげることで一粒一粒にしっかりとした旨味が詰まっています。ぜひお米のおいしさにも注目して召し上がりください。

まとめ

うなぎの栄養価や嬉しい効果、そして日本橋エリアで有名な名店をご紹介しました。日本橋エリアは東京駅からも行きやすいので東京に来た際においしいうなぎを食べてみたらいかがでしょうか？

おいしいうなぎで元気になりましょう！