ダイエットをしてもすぐリバウンドしてしまったら意味がありません。
痩せたり太ったりを繰り返すと体に負担がかかります。
長年ずっとダイエットをしている人あなたのまわりにいませんか??
なぜダイエットループから抜け出せないのでしょうか??
それには私たちの脳が関係しています。今回はそんな脳をしくみをご紹介します♪
Contents
私たちの脳は2万年前から変化していない!?
人類が地球で生活するようになってから、ほとんどの時は狩猟時代です。
ですから、大昔の話をしますね。
狩りをしていた時代、もし狩りの途中でほかの猛獣に襲われたら
もうそこで必ず死んでしまいます。獣たちを前にして人間ほど無力な動物はいませんでした。
そこで私たちの脳は生き延びるために“絶対必要不可欠”なものとして成長しました。
それは“最悪を予期し、備え命を守る”ということ。
この脳の成長のおかげで人間は生き残れてきたといっても過言でありません。
そして狩りをしない現代社会であっても根本的にこの脳の性質は変わりません。
狩りをしていた時代が2万年以上ありましたが、私たちのこの近代的は生活が始まったのはだいたい100年前からです。インターネットや通信機器がここまで広がったのなんて数年前です。脳の変化が訪れるのにあまりにも短すぎる年月です。
私たちはハイテクな便利な世の中を生きる現代人ですが
脳ははるか昔狩りの時代から、変化していないのです。
変化=最大の恐怖
上記で人間は“最悪を予期し、備え命を守る”ということを話しました。
そして私たちにとって変化とは恐怖です。
常に最悪を予期し、危険を回避してきて生き延びてきた人類にとって、
いつもと違う環境や状況は、とても恐ろしいのです。
……少し想像してみましょう。
あなたの目の前にまだ誰も踏み入れたことのない、自分も一回も行ったことのない山があります。
どうやら人が住んでいる気配はなさそうです。
その山の中には様々な食材があるかもしれません。(気になる…)
けれど今まで聞いたことがない何か生き物の鳴き声がきこえます……
さあ、あなたはどうしますか?
これがゲームならいいですが、現実です。漫画ではありません。
もしなにか猛獣がいたら、鋭い牙で襲われ食べられてしまうかもしれません。
用心しないで行動していたら、命がいくつあっても足りません。
これが狩猟時代です。
そして現在でも私たちはリスク管理を行いながら生活しています。
家を出るときに火元を確認するのも、道路を渡るとき左右を確認するものそうです。
リスク管理の意識は大人になるほど、経験を積むので高まります。
幼い子供にはリスク管理という概念がありません。
全てが未経験なのでそのような概念がないのです。
ですから親が子供を守るために、気を付けることを教えていくのですね。
現代でも生きていくうえで大切な意識なのです。
新しいことを始めるということはリスク
我々人類は古代昔から、ポジティブシンキングで
みんながみんないいことだけを想像し、行動していたら、人類は全滅していたかもしれないのです。
このような過酷な狩猟時代を生きぬいた人類の脳には
変化(いつもと違う)=恐怖(危険かも)
いつもと同じ毎日で変わりない=安心
と認識するようになっているのです。
私たちはなるべく変化なく、今のままでいたいのです。
でも私たちは変化したい!!もっと良くなりたい!
現代を生きる私たちは
本能で今のままでいたいという気持ち
表面意識で変わりたいという気持ち
が対立しています。
ダイエットも同じです。
私たちの意識は、痩せて綺麗になろう!と決めて行動しているのですが、潜在意識では、変化は危険だ!今の状態を維持しなければ…!という意識になっています。
そして私たちの考え方や行動の多くはこちらの潜在意識に支配されています。
せっかく頑張ってスリムな体を手をいれても潜在意識がもとにもどさないと!と働いてリバウンドをしてしまうのです。
脳のシナプスとは??変化を受け入れる自分になろう
ここで脳の構造と習慣についてのお話です。
脳にはシナプスというものが1000億個あります。
そのシナプスとシナプスは電気で回路が形成されており、それが結びついているからこそ私たち生活することができます。
洋服を毎日着替えることも長年の経験の繰り返しでシナプスとシナプスがより太い確実な電気回路で結ばれているから意識せずにスムーズに行えます。
自動車の運転もそうです。
サイドブレーキを外し右足でアクセルを踏みながら、ハンドルを手で回し、信号も見て、標識をみてルールを守って運転していかないといけません。はじめは運転もたどたどしく難しく感じますが、何回も運転するうちに、一つ一つ意識することなく自然に運転できるようになります。
反復することによって脳の回路がより濃く、太くなっていくからできることです。
そして脳のシナプスが大きく太くなっていくと私たちの習慣になります。
習慣になったことはストレスなく毎日できるのです。
このシナプスを強化するためには必要なのは
回数です!
回数×インパクトです。そして、小さな変化をバシバシ生活に取り入れていくことです。
多くの変化を実際に体験することで変化がこわいという私たちの意識を楽しくてわくわくするもの、変化とは普通のこと、と認識させるのです。
始めての海外旅行にいくとき、知らないことだらけで不安な気持ちも大きいと思います。
けど何回も行くうちに不安やストレスは少なくなっていきますよね♪
ダイエットの面でも、続けることです
そして生活に取り入れることが大切ですので、テンションで行わず日常にうまく取り入れて行うことが大切です。
ジムでもランニングでも数をこなすことでシナプスが太く大きく強化されます。
シナプスが太くなれば負担なく生活に取り入れることができ、スリムの状態を長くキープすることによりスリムな状態が、普通になります。
ここまでくれば体は元に戻そうとしなくなるのです♪
ダイエットを始めると体重やなりたい体型を目安に目標を設定してしまいがちです。
ですが初めは、期間や回数を目標にし、習慣化することを意識しましょう。
できるだけ長期に回数をこなすことを意識することで生活に取り入れられ、スリムになり、リバウンドも抑えることができます。
脳の作りを理解して、運動ダイエットに活かしていきましょう✨
まとめ
●私たちが人類が生き残れてきたのは過酷な狩猟時代に“最悪を予期し、備え命を守る”ということを考えて行動してきたから
●そして狩りをしない現代社会であっても2万年とういう長い年月に身に着けた脳のが考えた方は変わらない
●本能で今のままでいたいという気持ちと表面意識で変わりたいという気持ちが対立している
●回数×インパクトで潜在意識を書き換える
●無理せず歯磨きをするような感覚で日常にダイエットや新しい健康習慣を取り入れる
●ダイエットが成功したあとも、維持のために続けましょう