糖質制限でも、ジムで筋肉トレーニングでもマラソンでもダイエットや健康のために身体を動かすこと決めたすべての人に重要になる「アルカリ性」について話します。
ふとした日常生活でこの「アルカリ性」のことを意識するだけで体はとてもいい方向に変化します。
まずはアルカリ性についてしりましょう。
Contents
アルカリ性について
なぜアルカリ性だといいの?アルカリ性についてpHのことから説明します?✨
pHとは
ペーハーといい、pは重量を、Hは水素を意味します。
0~14までの数値で表し、7以下は酸性に、7以上はアルカリ性が強くなります。
人間の血液はpH値7.35~7.45で保たれています。
「私たちの肌は弱酸性」なんて言葉を聞いたことがありませんか?それはつまり、肌のpHを測ると弱酸性の値を示しているということなのです。
酸性
水素イオン(H)がより多く溶液中に溶けている状態です。
金属を溶かし(サビる)、水溶液には酸味があります。
肌に触れると刺激をもたらします。カラダでいうと、肌がpH5~6の弱酸性、胃液がpH3以下の強酸性です。
体が酸性に傾くと…
酸性側に傾くと、頭痛・低血圧・疲労感・不眠などの症状が出てしまうことも。
「何だか体の調子が悪いな…疲れたな」と感じた時は体のpHが酸性側に傾いている場合が多いです。
アルカリ性
アルカリ性は皮膚などのたんぱく質を溶かすため、触るとヌルヌルします。アルカリ性の温泉などでは性質から角質層を軟化させるので美肌の湯などといわれることも。水溶液は苦味があります。
身体がアルカリ性に傾くと…
しびれ・痙攣・吐き気など、酸性の時とはまた違った体調不良が現れてしまいます。
体は酸性に傾きがち
pHはバランスが大切で酸性に傾いても、アルカリ性に傾いても体にとって不調の原因になると説明しました。
ではなぜアルカリ性を意識することが大切なのでしょうか。
それは、現代をいきる私たちのカラダは酸性に傾きがちだからです。
体のpHが酸性側に傾いている方が多く、不調を招いています。
酸性に傾いている理由として以下があります。
現代の食事は酸性食品が多くなっている
はじめになりより私たちは酸性食品を多くとっているということです。
食べているほとんどのものが酸性食品といっても過言ではないでしょう。
酸性食品とアルカリ性食品の主な代表なものはこちらになっています。
酸性食品 | 肉類、ハム・ソーセージ(加工食品)、魚介類、製粉、砂糖・人口甘味料、牛乳・乳製品 |
アルカリ性食品 | 野菜(とくに緑色の濃い野菜)、海藻類、発酵食品 |
酸性食品とアルカリ性食品をみくらべてみても、酸性食品をおおくとっているな〜と思う方も多いのではないでしょうか?
いま多くの方が野菜不足だと言われています。小鉢に一皿食べても摂取量が足りません。魚や肉の酸性食品のほうが多く食べています。また外食で特にファーストフードではほとんどアルカリ性食品をとることができません。
お肉や魚は大切なタンパク質源であり、体をつくるうえでもダイエットをしている方には欠かせない食品です。ですがこれらの食品は酸性食品なのでこれらばかりを食べると体が酸性に傾き不調になりがちです。
一緒に野菜や海藻類、発酵食品を摂取することも意識しましょう!サラダは毎日山盛り一皿食べ続けるのが理想です。
糖質の過剰摂取
糖質は酸性食品です。糖質にはお菓子だけでなくお米やパスタなどの炭水化物も含まれます。朝は食パン、お昼は丼もの、昼過ぎにお菓子、夜はビールという生活をしていると糖質過多でカラダは酸性に傾いてしまいます。
糖質の量を半分にする、三食のうち一食だけは糖質は取らないなど手軽できることからしてみましょう。
ストレス社会、過度な運動・疲れ
私たちは現在ストレス社会に住んでいます。
「ストレスなんてないよ」と思う方もいると思いますが、無意識にストレスは抱えているものです。人間関係や仕事、長時間労働や人混みなど、ストレスにさらされています。時間を守って行動することもストレスになっています。
ストレスが大きくなると体はどんどん酸性に傾きます。
日々のトレーニングも体にとってはストレスです。
ただストレス自体が悪いものではありません。ですが過度なストレスは不調の始まりです。自分のストレス発散方法を知ることはとても大切なことです。
体をアルカリ性に傾けるメリット
疲労回復・慢性の不調がなくなる
体をアルカリ性にすることで疲労回復効果、日常の疲労や運動後の疲労回復に効果的です。
特に運動後は活性酸素がでますのでアルカリ性を意識しましょう。運動後に青汁などアルカリ性のドリンクを飲むことはとても疲労回復に有効ですし、体のpHも整えてくれるのでおすすめです。
アルカリ性を意識することで酸性になるとおこりがちな頭痛・低血圧・疲労感・不眠などの不調を改善させます。
骨を守ることができる
pHバランスが崩れます。すると、もとの弱アルカリ性に戻すために骨に貯蔵されているカルシム(アルカリ性)が使われるので、結果、骨がスカスカになってしまいます。
アルカリ性意識することで骨を守れます。
内臓脂肪減少効果
酸性食品ばかりの食生活を続けていると、血液だけでなく、あちこちの内臓のpHバランスが崩れてくるので、体は酸から守るために内臓脂肪を増やします。内臓脂肪は体の外からは見えませんが、量が増えてくれば見た目にも肥満だとわかるようになります。
酸性食品をとるとき(=普段の食事)は、アルカリ性食品をプラスしてpHバランスをよくしましょう。すると、体は「この内臓脂肪はもう必要ない」と判断して排泄してくれるので、自然にスリムになることができるのです。
アルカリ性食品を摂ろう!
アルカリ性食品をしっかりとることが大切です。一工夫でアルカリ性食品をおおくとることができます。
重曹
重曹はアルカリ性です。食品グレードの重曹を2リットルの水に対して、耳かき一杯ほどの少量の重曹をいれるとそれだけでアルカリ性のお水になります。
※入れすぎるとお水の味が変わってしまうので少しだけいれましょう。
普段水分補給するお水で体をアルカリ性に戻してくれるので取り入れやすくおすすめです。
レモン
レモンは酸っぱいので酸性食品かと思われますがアルカリ性食品です。
レモンをサラダにかけたり、またミネラルウォーターにいれてレモン水にして飲むのもおすすめです。
エキストラバージンオリーブオイル
エキストラバージンオリーブオイルもアルカリ性です。強力なアルカリ性食品である緑の野菜のサラダにたっぷりかけて食べましょう!ドレッシングをエキストラバージンオリーブオイルに切り替えるだけで野菜とオイルの効果で酸性に傾いた体をアルカリ性に強力にもどしてくれます。
青汁
今、健康志向なかたに大人気な青汁。青汁には整腸効果や抗酸化(アンチエイジング)など嬉しい効果がたくさんありますがなんといっても強力なアルカリ性食品ってことも魅力でしょう!濃い緑の野菜で作られた青汁は、お肉や魚をよくたべる私たちに欠かすことができません。気軽に簡単に補充もできるのでぜひ取り入れてみてください。
酸性食品アルカリ性食品一覧
先程、主な酸性食品とアルカリ性食品を紹介しましたが、ココではもうすこし細かくご紹介します。大切なのは、酸性食品を無くすことではありません。酸性食品もアルカリ性食品もバランスよく食べることです。
目安は酸性食品1に対してアルカリ性食品3です。
この食生活を意識するだけで体の疲れやすさが大きく減少し、体が楽になるのを実感します。体が楽になるとなにをするにも億劫やめんどくさいな…と思うことが減り、快適に楽しく毎日を過ごせるようになります。
普段の食生活を見直してみましょう。
酸性食品一覧
魚、卵、肉ハム、ソーセージなどの加工食品
牛乳ヨーグルトなどの乳製品
砂糖人工甘味料
ビールやワインなどのお酒
キノコ
ほとんどの果物
ドライフルーツ
アイスクリーム
スナック菓子インスタント
食品加工された植物油
トランス脂肪酸を含むマーガリン
清涼飲料水コーヒー紅茶
冷凍食品スーパーやコンビニのお惣菜
アルカリ性食品一覧
*多くの緑の濃い葉野菜
サニーレタス
ベビーリーフ
スプラウト
パセリ
キュウリ
ケール
パプリカ
オクラ
トマト(体内でアルカリ性に)
大麦、小麦若葉、燕麦若葉
ライムレモン(体内でアルカリ性に)
グレープフルーツ
10割そば
かぼちゃの種
ラディッシュ
味噌、納豆などの大豆食品(昔ながらの製法で、しっかり発酵させているもの。)
一部の果物
エクストラバージンオリーブ
オイルココナッツオイル 他
まとめ
人間の血液はpH値7.35~7.45で保たれています。
中性を保ちバランスがとれている状態こそが、私たちの体にとって健康です。
現代はカラダが酸性に傾きがちです
アルカリ性食品を意識して食べましょう
酸性食品である「肉」をとったら、超アルカリ性食品である「緑の濃い葉野菜」を
その3倍食べましょう。*酸性食品1に対し、アルカリ性食品3
酸性食品も体にとって大切な栄養素です。
特に高タンパク質の肉やさかなは減らさずにアルカリ性食品をプラスすることでコントロールしましょう!
スーパーフードでアルカリ性食品のスピルリナの紹介をしています。ぜひ合わせてご覧ください。